古墳時代とは?
3世紀〜7世紀中頃(約1700年〜1300年前)にかけて、大きなお墓が全国各地に築かれました。このお墓を古墳といい、この時代を古墳時代と呼んでいます。熊本県立装飾古墳館は、古墳時代、中でも「装飾古墳」をメインテーマにした博物館です。
古墳?装飾古墳ってなに?
古墳ってなに?
古墳とは主に3世紀〜7世紀にかけて土や石を高く盛って作ったお墓のことを古墳といいます。
全国に約16万基以上あると言われております。
装飾古墳ってなに?
装飾古墳とは石棺や石室あるいは横穴墓の内・外面に、彫刻や彩色により文様や絵画などの装飾を施した古墳のことです。
どんな装飾模様があるの?
幾何学的な文様
円文、同心円文、
三角文、直弧文など
器財器物文様
靫、盾、弓などの
武器武具や舟、家屋など
人物鳥獣文様
人物、馬、鹿、鳥など
日本ではいつごろから 作られたの?
その頃 世界では?
なぜ模様が描かれてるの?
装飾には、武器武具、装甲の力、または、
幾何学文の呪力などにより墓域を守るもの、
被葬者の生前の生活や財産を描き、
死後の世界への供物としているもの、
死後の世界を描き死者の安らかな眠りを
祈っているものなどがあると考えられています。
日本、熊本の古墳、装飾古墳の数は?
なぜ装飾された古墳が熊本に多いの? 何で描かれてるの?
熊本県の菊池川流域に装飾古墳が
多い理由は、赤色の顔料”ベンガラ”の材料である
阿蘇黄土が手に入りやすかったからだと
考えられています。
阿蘇火山によってもたらされた自然の恵みです。
装飾古墳館って どんなところ?
装飾古墳館は出土した豊富な資料を実物や模型展示、映像等によって紹介、その他
火おこしや勾玉作りなどさまざまな古代体験ができる古墳専門の博物館です。
装飾古墳館、 敷地面積の広さは?
装飾古墳館の敷地面積は6,338平方メートルで
大人の足で歩いても1時間半程度かかりますので
じっくりゆっくり見て歩くなら時間に余裕をもって
見にきてくださいね!
もちろん何度でも見に来れる方はぜひ!
館内、外の古墳等を じっくり見ると
装飾古墳館の建物は 誰が設計デザインしたの? いつできたの?
装飾古墳館の建物の設計は世界的な建築家 安藤忠雄氏です。
この博物館は、単なる展示のためだけの建築としてではなく、
古墳群と周辺環境をも、一体として見せようとする環境博物館である。
そのため、建物を古墳群が一望できるような基壇として考えられて
設計されています。
1990年10月施工〜1992年4月完成
Photo by Blitz Studio
博物館の中は写真撮影が自由なので
どんどん撮影してお友達に教えてあげたり、
学校の自由研究などにも使ったりしてね!