おつぼ山神籠石・佐賀県武雄市
おつぼ山神籠石は、佐賀県武雄市に所在する古代山城です。昭和38年に実施された発掘調査の結果、土塁と列石前面の柱穴が検出され、山城であったことが確認されました。それまで「神籠石」はその機能として、霊域説と山城説に分かれた論争が繰り広げられていましたが、その論争に終止符をうった遺跡として有名です。
ここからは水門、門、列石、土塁などがこれまで確認されています。水門は2つ確認されていてそれぞれ第1水門、第2水門と呼ばれています。第1水門から東へは列石がずっと続いています。その中間にあるのが東門跡です。列石は曲線を描くように続いており、それがこのおつぼ山神籠石の列石の特徴でもあります。
おつぼ山神籠石は、比較的低い場所に築かれているので、気軽に山城散策を楽しむことができます。皆さんも一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
写真は上から
第1水門
東門跡
土塁
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