御所ヶ谷神籠石(ごしょがたにこうごいし)・福岡県行橋市ほか
御所ヶ谷神籠石は、福岡県行橋市とみやこ町にまたがって所在しており、標高約250mのホトギ山から西に伸びる尾根を中心として作られた古代山城です。
他の古代山城と同様に、周囲に列石を伴う版築土塁を巡らせ、土塁の間には城門が設置されています。御所ヶ谷神籠石の門は、これまでに合計7ヶ所で確認されていますが、そのうち中門は現在でも高くそびえる城壁や排水口がよく残っておりその姿は圧巻です。他にも西門なども遺構がよく残っています。
また、城内はアップダウンも激しいですが、城門のほか、礎石建物跡、馬立場、貯水池跡(?)などの多くの見所があります。
また御所ヶ谷神籠石の周辺には古墳時代終わり頃の巨石墳である「綾塚古墳」「橘塚古墳」「甲塚方墳」なども所在しています。是非一度足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
写真は上から
中門
西門
礎石建物跡
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