平成26年度鞠智城講座 第3回「鞠智城跡貯水池跡について」
平成26年度鞠智城講座の3回目は、平成27年2月15日(日)に行いました。講演は、熊本県教育庁教育総務局文化課 課長補佐の西住欣一郎が、「鞠智城跡貯水池跡について」と題して講演を行いました。
この講演の内容は、貯水池跡を確認した講演者が当時の状況を振り返りながら、発掘調査の体験を交えながら、調査成果について話しました。 発見時から10年以上経過しており、当時の様子を知らない方々が大半であったので、貯水池跡確認時の様子や第1号木簡発見時の感動等の話は、参加者の興味を引くものでした。
講演の概要は以下のとおりです。 〇貯水池の築造は、高度の土木技術をもちいた国家的な事業である。〇貯水池は飲料水としての利用だけでなく、建築材の貯木場としても活用している。〇貯木場の機能停止は、律令制度の国内的課題が解決したのが要因の一つと考えた。
第3回目の講座も80名を超える参加者があり、熱心に聞いていただきありがとうございました。