平成20年度 第2回館長講座「建築からみた鞠智城」レポート
平成20年度 第2回館長講座レポート
開催日:平成20年7月13日
テーマ:「建築からみた鞠智城」
講師 :小西龍三郎氏(元九州造形短期大学教授)
本年度の第2回目は、元九州造形短期大学教授の小西龍三郎氏をお招きし、鞠智城について「建築」という視点からご講演いただきました。今回講師の小西氏は、鞠智城跡の調査や整備について、長年にわたりご意見をいただいている方です。
小西氏から、まず、文献から知ることができる古代の建物や、現存する建物についてのお話がありました。建物の用途や構造による違いをわかりやすく説明していただき、古代の建物の様子をより具体的にイメージできるようでした。
次に、鞠智城での調査によって規模が確認できる建物跡について、その特徴や考えられる建物群についてのお話がありました。
対談では、当時の鞠智城の様子などについて、大田館長の発掘調査からの視点と合わせた話が展開されました。また、鞠智城の建物配置の変遷などについてもお話していただき、古代の鞠智城の姿の一つをうかがい知ることができました。
強い日差しの、とても暑い午後でしたが、毎回参加されている方々に加え、今回初めての参加という方も多くお出でいただきました。
ありがとうございました。